渡邉雅之弁護士が共同執筆した『マネー・ローンダリング対策ガイドブック (第二版)』(レクシスネクシス)が刊行されました。
マネー・ローンダリング対策の決定版といえる書籍です。
著者:白井 真人/渡邊 雅之
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定価:予価:本体3,500+税
出版社:
レクシスネクシス・ジャパン(2016/6/10)
ISBN-13:
9784908069680
発売日:
2016/6/10
商品の寸法:
A5判
2016年4月施行の改正犯収法に完全対応したマネー・ロンダリング対策の決定版!
本書は2013 年2 月に出版した『マネー・ローンダリング対策ガイドブック』の改訂版です。旧版同様に、マネー・ローンダリング対策の基礎から国内の法規制、そして必要な態勢整備について一冊で理解していただくためのテキストとしてご活用いただける内容です。
今回の改訂では、改正(2016年施行)により大きく枠組みが変更となった改正犯罪収益移転防止法(犯収法)について解説を加えるとともに、各種のガイドライン関連などについての解説も、最新の内容に合わせて更新しています。また、知りたい内容がすぐに参照できるように、書籍の構成も全面的に見直しました。
第1 章「マネー・ローンダリング対策の基礎」では、マネー・ローンダリング及びマネー・ローンダリング対策の基本的な事項をまとめてあり、マネー・ローンダリングとはどのようなものか、また、その防止に関する国際的な枠組みについても解説しています。
第2 章「我が国におけるマネー・ローンダリング対策」は、日本国内におけるマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止に関する法律、および各種ガイドライン等による規制の枠組みについて解説しています。
第3 章「犯罪収益移転防止法の概要」では、犯収法について、従来の規定および2016 年10 月1 日に施行される改正法における変更箇所について詳細に解説するともに、実務的な対応に当たっての留意点等についても示しています。
第4 章「外為法・国際テロリスト財産凍結法」は、今次改訂で新たに追加した内容であり、外為法、および2015 年に施行された国際テロリスト財産凍結法について解説しています。
第5 章「リスクベース・アプローチ」は、新法で規定された内容を踏まえつつ、FATF等のガイドラインや、先進的な金融機関で採用されている実務も踏まえ、リスクベースによるマネー・ローンダリング対策の考え方について解説しています。
第6 章「マネー・ローンダリング防止態勢の整備」では、改正犯収法で求められる「取引時確認等を的確に行うための措置」を踏まえ、各種ガイドラインや、国内外の金融機関の取組事例も交えながら特定事業者が整備すべきコンプライアンス態勢を解説しています。
2016 年10 月の改正犯罪収益移転防止法の施行により、我が国のマネー・ローンダリング対策規制は「リスクベース・アプローチ」に基づくこととなります。
これにより、特定業者のマネー・ローンダリング対策は従来のような画一的な法令対応から、それぞれの特定事業者が自らの分析・理解に基づきリスクを適切に評価したうえで、自らの判断に基づいて適切な対策をとる枠組みへと変更になります。
今後のマネー・ローンダリング対策には、従来以上の創意工夫が求められることになりますが、その際に本書が皆様の参考となれば、望外の喜びです。
(はしがきより)
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目次情報
第1章 マネー・ローンダリング対策の基礎
第2章 我が国におけるマネー・ローンダリング対策
第3章 犯罪収益移転防止法の概要
第4章 外為法・国際テロリスト財産凍結法の概要
第5章 リスクベース・アプローチ
第6章 マネー・ローンダリング防止態勢の整備
第7章 反社会的勢力防止のための態勢の整備