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【顧客本位の業務運営に関する原則・第5回】利益相反の適切な管理

2017/12/06

【執筆者:渡邉雅之】
_渡邉雅之弁護士が執筆した『銀行における「顧客本位の業務運営に関する取組み方針」の概要』が週刊金融財政事情2017年12月4日号に掲載されました。
【連載】
【顧客本位の業務運営に関する原則】金融庁の評価する成果指標(KPI)
【顧客本位の業務運営に関する原則・第2回】各金融機関におけるKPIの紹介
【顧客本位の業務運営に関する原則・第3回】『フィデュ—シャリー・デューティー』という用語を用いるべきではないか?
【顧客本位の業務運営に関する原則・第4回】「顧客本位の業務運営に関する原則」はガバナンスの問題として捉えるべき
【顧客本位の業務運営に関する原則・第5回】利益相反の適切な管理
【顧客本位の業務運営に関する原則・第6回】「取組み状況の見直し」(具体的事例)について

「顧客本位の業務運営に関する原則」の原則3「利益相反の適切な管理」は、金融事業者は、取引における顧客との利益相反の可能性について正確に把握し、利益相反の可能性がある場合には、当該利益相反を適切に管理すべきであるとしています。金融事業者は、そのための具体的な対応方針をあらかじめ策定することを求めるものです。
 金融事業者は、利益相反の可能性を判断するにあたって、たとえば、「販売会社が、金融商品の顧客への販売・推奨等に伴って、当該商品の提供会社から、委託手数料等の支払を受ける場合」「販売会社が、同一グループに属する別の会社から提供を受けた商品を販売・推奨等する場合」「同一主体又はグループ内に法人営業部門と運用部門を有しており、当該運用部門が、資産の運用先に法人営業部門が取引関係等を有する企業を選ぶ場合」といった事情が取引または業務に及ぼす影響についても考慮すべきとされています。
 本原則案のパブリックコメント回答においては、銀行法や金融商品取引法等に基づき「利益相反管理方針」を別途策定しその概要を公表している場合に、当該利益相反管理方針を「方針」に組み込み、「方針」を銀行法等に基づく「利益相反管理方針」と兼ねるものとすることや、「方針」において利益相反の適切な管理に係る説明を行う場合に「別途策定・公表している『利益相反管理方針の概要』参照」というような対応も排除されるものではないが、すでに策定している利益相反管理方針の内容やその実施状況と、本原則の内容とで齟齬を来しているかどうかや、本原則の内容をカバーできていない部分があるかどうか等について検討されることが適当と考えられる、とされています。
 取組方針やアクションプランにおいて「利益相反の適切な管理」について言及していない金融機関も多くみられた(地銀、第二地銀のうち21行)。また、利益相反について言及している金融機関においても、「利益相反管理方針に従い、利益相反を管理する」や「利益相反を適切に管理する」とだけ言及している銀行も多いです。
 利益相反管理方針に従うこと以外の記載事項としては、以下のような記載をしている銀行が目立ちました。

〇「グループや手数料などにとらわれることなく、お客さまに相応しい金融商品・サービスのご提案を行ってまいります」(東京TYフィナンシャルグループ:東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京)
〇「お客さまのニーズに反して、販売手数料の高い商品やグループ内の投資運用会社の商品を優先して販売・推奨することがないよう、定期的にモニタリングを実施し、適切な販売態勢を堅持してまいります」(山口フィナンシャルグループ:山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行)

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 もっとも、これらの事項について、インターネットにおいて公表している利益相反管理方針(概要)において追加で記載している銀行はありませんでした。
 他方、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、「利益相反の適切な管理」について、本原則の取組み方針やアクションプランには記載せず、利益相反管理方針(概要)に以下の追加の記載をしています。

第3章 MUFGフィデューシャリー・デューティー基本方針に基づく利益相反管理
当グループは、MUFGフィデューシャリー・デューティー基本方針の「4.多様なニーズにお応えする商品ラインアップの整備」及び「5.お客さまの投資成果向上に向けた運用の高度化」に基づき、以下の点等に留意しつつ、利益相反を適切に管理いたします。
�^お客さまの資産形成に資する商品選定および販売手続き等の整備
�_運用業務における独立性・透明性の確保

 
 「利益相反の適切な管理」に関する望ましい取組みとしては、本原則の取組方針やアクションプランに記載するだけではなく、利益相反管理方針においてもこれらの事項を追加事項として盛り込むことが考えられます。
 もっとも、顧客本位に業務運営に関する利益相反の適切な管理を銀行法や金融商品取引法に基づく利益相反管理の内容とするかは議論があるところである。上記のMUFGの例は、利益相反管理方針の内容とはなっているが、銀行法等に基づく利益相反管理の内容とはなっていません。
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〇各金融機関の「利益相反の適切な管理」に関する記述

みずほフィナンシャルグループ
(アクションプランはみずほ銀行も同じ)

「グループ管理方針」
3.持株会社およびグループ各社は、利益相反のおそれがある取引をあらかじめ特定・類型化し、具体的な管理方法を定めること等により、適切な管理を行います。また、利益相反の具体的内容等について分かりやすい情報提供を行う等、グループ内の利益相反管理の高度化に取り組んでまいります。
(アクションプラン)
●利益相反管理の有効性および適切性を検証し、その検証結果を踏まえて継続的な改善に努めます。
● また、利益相反の具体的内容等を分かりやすく情報提供を行うとともに、グループ各社にも徹底いたします。

三井住友フィナンシャルグループ(三井住友銀行も同じ)

2. お客さま本位の業務運営に向けた取組み
(4)利益相反の適切な管理
「お客さま本位」の考えに立ち、誠実・公正に業務を遂行するため、利益相反のおそれがある場合には、これを適切に管理することにより、お客さま本位の業務運営に努めます。 また、利益相反管理方針に基づき、管理の対象とする利益相反の類型、利益相反のおそれのある取引とその特定方法、利益相反の管理方法、利益相反管理体制、利益相反管理の対象となるグループ会社の範囲を定め、お客さまの利益を不当に害することがないよう利益相反を適切に管理してまいります。
※ SMFGの「利益相反管理方針の概要」については、こちらをご覧ください。

三菱UFJフィナンシャルグループ

グループ全体での言及はなし。ただし、グループの利益相反管理方針が改訂されている。
三菱UFJ信託銀行についてのみ、「信託銀行は、銀行業務に加え、資産運用・管理、不動産、証券代行、相続関連業務など、幅広い商品・サービスを、お客さまに一体的に提供していることから、各取引において利益相反が起こり得るという前提のもと、情報遮断態勢(チャイニーズ・ウォール)等による徹底した利益相反管理を行っています。信託銀行と取引することによるお客さまにとっての利点を維持・確保しつつ、お客さまの利益が不当に損なわれることがないよう、引き続き利益相反管理態勢の一層の高度化を行ってまいります。」との記載あり。

新生銀行

利益相反の適切な管理
当行では、お客さまとの利益相反が一番懸念される典型的なケースとしては、提供される商品やサービスの組成・運用に、当行のグループ会社が関係している場合などに、お客さまの利益より当行の利益を優先してしまう可能性がある、ということだと考えております。お客さまとの間でこのような利益相反が生じることを防ぐため、当行は、�@商品やサービス選定のプロセスにおける利益相反管理、�A導入済みの商品・サービスが利益相反を生じさせることになっていないかについての、事後の継続的なモニタリング、�Bお客さまに商品・サービスをご提案する場合に、お客さまと当行との間で利益相反が生じるおそれのある場合はその旨をお客さまに明示するなど、お客さまの利益を不当に害することとならないよう、利益相反を適切に管理いたします。
(アクションプラン)
〇金融商品やサービスの選定にあたり、個人顧客を担当する本部やコンプライアンス・リスク管理を担当する部署などで構成される委員会におきまして、利益相反の確認・チェックを行います。
〇また、同委員会におきまして、導入した金融商品やサービスの事後の継続的な管理を実施いたします。
利益相反が懸念される金融商品・サービスをご提案する場合は、その旨をお客さまに明示し、適切な説明を行います。

新生信託銀行

【利益相反の適切な管理】
当社は、フィデューシャリーデューティーの実践として、また新生銀行グループの一員として、各個々の信託業務の遂行にあたっての利益相反行為を適切に管理する体制を整え、その有効性、適切性を定期的に検証し、その結果を改善に反映させるよう努めます。
当社は、現在、利益相反を引き起こしにくいビジネスモデルとして、「与信・預金業務を行わない信託専門の銀行」であることを選択しています。

あおぞら銀行

当行グループが商品開発等を行う際には、最終受益者であるお客さまの属性やニーズを踏まえて商品開発等を行うなど、グループ一体となって商品ラインアップの充実に努めます。ただし、お客さまへより良い商品・サービスを提供するため、当行が販売する金融商品の選定に際し、グループ企業の商品にこだわることはありません。また、商品開発や商品導入にあたっては、利益相反についての管理にも努めます。

りそなホールディングス(りそな銀行、埼玉りそな銀行、)

2.当社グループとお客さまとの間、あるいはお客さまと他のお客さまとの間で発生する利益相反を防止するため、利益相反管理方針を定め、適切な管理を行ってまいります。
利益相反のおそれがある取引等を特定・類型化し、あらかじめ管理方法(部門の分離、お客さまへの開示、取引条件の変更その他)を定めて管理することにより、当社およびグループ会社とお客さまとの間、あるいはお客さまと他のお客さまとの間で発生する利益相反を防止する体制を整えています。
(アクションプラン)
利益相反管理体制の高度化
利益相反管理対象取引の見直し
・当社グループとお客さまとの間、あるいはお客さまと他のお客さまとの間で発生する利益相反を防ぐため、利益相反管理方針を定め、適切な管理を行ってまいります。また、利益相反の管理対象取引については継続的に見直してまいります。
運用機関としての利益相反管理の強化
・資産運用者として、投資先企業の選定や対話、議決権行使に重要な影響を及ぼす利益相反が生じ得る類型を特定し、管理方法を定めた上で適切に対応します。
・法人営業部門から資産運用部門に対する議決権行使・投資判断にかかる干渉の禁止や人事異動の制限等の措置を講じることにより、資産運用部門による意思決定の独立性を確保するとともに、議決権行使結果の個別開示等により透明性の確保にも努めます。

住信SBIネット銀行

(4) 利益相反管理
【行動計画】
お客さまとの取引に関する利益相反について把握するとともに、その状況についてリスク管理部署にて定期的にモニタリングを行い、その結果を踏まえて適切な管理に努めてまいります。

イオン銀行

【利益相反の適切な管理】
当行の持株会社および当行は、運用会社を保有しておらず、運用会社の利益を優先して、お客さまに金融商品を提案・販売することは一切ありません。当行は、金融商品の供給会社から支払われる手数料にとらわれることなく、お客さまのニーズに合った商品提案・販売を行ってまいります。

ジャパンネット銀行

3.利益相反の適切な管理
お客さまの利益を不当に害することがないよう、利益相反の可能性について正確に把握し、その可能性がある場合には適切に管理します。

東京TYフィナンシャルグループ(東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京)

2 東京TYフィナンシャルグループは、金融商品・サービスのご提供において、お客さまと利益が対立する可能性のある取引があることを認識し、お客さまの利益を不当に害することのないよう適切な利益相反の管理を行います。
(アクションプラン)
2 金融商品・サービスのご提供において、あらかじめ利益相反のおそれのある取引を類型
化・特定し、具体的な管理方法を定めることにより適切な管理を行います。
グループや手数料などにとらわれることなく、お客さまに相応しい金融商品・サービスのご提案を行ってまいります。

ソニー銀行

4. お客さまとの利益相反の適切な管理
行動指針:お客さまとの利益相反の適切な管理
私たちは、お客さまの利益が不当に害されることのないよう利益相反を適切に管理します。
【アクションプラン】
常にお客さまの立場に立った商品・サービスの提供が行われるよう、お客さまの利益を不当に害するおそれがある取引を、類型に従って特定し、適切に管理します。
利益相反のおそれのある取引については、その内容をお客さまが理解できるようわかりやすく情報提供することで、お客さまの自由で自主的な判断に基づき取引が行われるよう努めます。
利益相反管理態勢の有効性を検証し、その検証結果を踏まえて継続的な改善に努めます。

大和ネクスト銀行
(大和証券グループ)

方針3. 利益相反の適切な管理
大和ネクスト銀行は、当社もしくは当社のグループ会社とお客さまとの間、または、当社もしくは当社のグループ会社のお客さま相互間において、お客さまの利益が不当に害されることがないよう、お客さまとの間の利益相反の可能性を十分確認し、適切に管理するため、利益相反管理方針を策定し、その概要を公表します。

ゆうちょ銀行

4 利益相反管理態勢の整備
お客さまの利益を不当に損なうことのないよう、お客さまとの取引について利益相反の管理を徹底します。

楽天銀行

基本原則2.楽天銀行は、利益相反の適切な管理に努めます。
当行は、「利益相反管理方針」に基づく判断・行動の徹底を図り、業務に関連して生じる利益相反の適切な管理を行うとともに、常に管理の高度化に取り組むことによりお客さまの利益の保護を図ってまいります。
当行は、お客さまに商品・サービスを提供するにあたっては、楽天グループ企業の提供する商品・サービスに限定せず、お客さまの最善の利益の実現に資する商品・サービスを、幅広い候補の中から客観的な方法で選択し、お客さまに提供してまいります。
当行は、お客さま、当行、および楽天グループ企業との取引を把握し、お客さまの利益を不当に害する恐れのある取引については適切に管理してまいります。
※ 「利益相反管理方針」についてはこちらをご覧ください。

オーストラリア・ニュージーランド銀行

利益相反の適切な管理
当行では利益相反対応方針に基づき、利益相反管理の有効性を検証し、適切な運用に努めています。
[ 取組状況 ]
各種行内トレーニングを通じて適切な利益相反管理体制構築に努めています。個人投資家のお客さま向けの投資信託の販売においては、当行グループ会社からの商品提供はなく第三者の運用会社から公平に提供を受けており、お客さまのニーズや適合性に合わせた商品の販売に努めています。

カナダロイヤル銀行

3. 利益相反の適切な管理
当支店は、取引におけるお客様との利益相反の可能性について正確に把握し、利益相反の可能性がある場合には、当該利益相反を適切に管理致します。そのために、業務に関連する利益相反管理規程等を策定し、その運用を適切に行います。

クレディ・アグリコル銀行

利益相反の適切な管理
金融機関の提供するサービスの多様化や、世界的な金融コングロマリットの進展に伴い、金融機関内又は金融グループ内において競合・対立する複数の利益が存在し、利益相反が発生するおそれが高まっています。
こうした状況の中で、CAICBにおいては、利益管理方針を策定し、利益相反のおそれのある取引の類型・判断基準、管理の対象となるグループ会社の範囲、対象取引の管理の方法、および管理体制を定め、お客様の利益が不当に害されることがないよう管理を行っております。
※「利益相反管理方針の概要」についてはこちらをご覧ください。

クレディ・スイス銀行

方針2:クレディ・スイスは利益相反を適切に管理します
・ 私たちは、業務プロセスに潜む利益相反のおそれや実際に利益相反を伴う取引を特定するよう努め、お客様に不利益を及ぼすおそれがなくなるよう必要な措置を講じます。特に運用業務に関しては、お客様との利益相反による弊害を徹底的に排除し、専らお客様の利益を追求します。こうした取組みを通じて私たちは、系列関係にとらわれることなく国内外の多様な業者と連携して商品及びサービスの品質向上を目指します。

シティバンク・エヌ・エイ

2. 利益相反の適切な管理
私たちは下記のウェブサイトに掲載されているシティ・ジャパンの利益相反管理規程に則り、お客様と他のお客様との利益が相反したり、お客様とシティとの利益が相反するような取引が速やかに報告され、お客様の利益が害されないよう適切に管理する態勢をとっております。
シティ・ジャパンの利益相反管理規程は こちら からご覧になれます。

ソシエテ・ジェネラル銀行

【利益相反の適切な管理】
国内SG各社は、取引におけるお客さまとの利益相反を管理するため、利益相反管理方針を定め、その概要を公表しています。これらにより利益相反のおそれがある取引をあらかじめ特定・類型化するとともに、具体的な管理方法を定めることで適切な管理を行います。また、業務構造の分離や所定の内部手続きを通じて、国内SG各社とお客さまの間の利益相反を防止します。

ドイツ銀行

利益相反の積極的な管理
当社はグローバルな金融サービスを提供しているため、利益相反のおそれのある取引に直面する事があります。顧客の利益を害さないよう、利益相反のおそれのある取引を特定し、公正かつ適切に管理していくよう努めます。

バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ

利益相反の適切な管理
当社においては、お客様の利益が不当に害されることのないよう、利益相反のおそれのある取引の管理に努めています。当社では、当社に適用される法令、及び当社グループの行動指針に基づき、利益相反管理方針(以下、「本方針」といいます。)を策定しています。本方針において、お客様の利益を不当に害するおそれのある取引を特定・類型化し、管理の対象となるグループ会社を明確化したうえで、利益相反のおそれのある取引が特定された場合には、お客様の利益を適正に保護するために、本方針に例示されているよう、必要な措置を講ずることとしています。本方針の概要につきましては、当社のホームページでご確認いただくことができます。

HSBC銀行

私たちは、利益相反を管理するとともに、情報が誤って使用される可能性をなくすために適切に情報を取扱います。

UBS銀行

利益相反の適切な管理
ウェルス・マネジメント部門においては、UBSにおけるグローバルの方針、日本における法令等に基づき、グループ各社とともに、利益相反の管理を行っています。利益相反のおそれのある取引を類型化したうえで、同取引を特定、管理、記録、保存し、適切に管理しています。
利益相反の適切な管理
インベストメント・バンク部門においては、UBSにおけるグローバルの方針、日本における法令等に基づき、グループ各社とともに、利益相反の管理を行っています。利益相反のおそれのある取引を類型化したうえで、同取引を特定、管理、記録、保存し、適切に管理しています。

伊予銀行

2.利益相反の適切な管理
当行は、お客さまの利益を不当に害するおそれのある取引を特定して分類し、対象取引の管理方法、管理体制、管理の対象となる会社の範囲を明確にしたうえで、お客さまの利益が不当に害されることのないよう「利益相反管理方針」を定め、適切な管理に努めます。

大分銀行

3. 利益相反の適切な管理
お客さまへ金融商品・サービスをご提供するにあたっては、当行の「利益相反管理方針」に則り、お客さまの利益が不当に損なわれることのないよう適切に対応し、お客さまに安心して永続的なお取引をいただけるよう態勢整備に努めてまいります。

大垣共立銀行

Conflict of interest(利益相反の適切な管理)
私たちOKBは、ご提案に際して、お客さまの利益に反する事柄を明らかにし、より誠実・公正な販売態勢を構築します。
【取組計画】
偏りなく、複数の同種商品の商品性や取引コスト等を比較してご検討いただけるよう、提案ツールや資料を見直し、また販売担当者の専門性と資質の向上を図ります。

沖縄銀行

4.お客さまの利益を守る利益相反の適切な管理
 利益相反によりお客さまの利益が不当に害されるおそれがある取引を適切に管理するための体制整備を図り、お客さまの最善の利益を確保してまいります。
【アクションプラン】
利益相反取引規則を定め、お客さまとの取引において利益相反の可能性がある場合に適切な対応を行うとともに定期的にその管理状況をモニタリングし、評価改善を図ってまいります。

○山口フィナンシャルグループ(山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行)

≪お客さま本位の管理態勢≫
当社グループは、お客さまへの商品・サービスの提供に際し、利益相反が起こりうる可能性を認識し、適切に管理してまいります。
(アクションプラン)
・販売商品の選定にあたっては、様々な投資運用会社、保険会社等から提案を募り、社内協議を経て、お客さまの利益に資する商品を選定してまいります。
・お客さまのニーズに反して、販売手数料の高い商品やグループ内の投資運用会社の商品を優先して販売・推奨することがないよう、定期的にモニタリングを実施し、適切な販売態勢を堅持してまいります。

紀陽銀行

2.利益相反の適切な管理
当行は「利益相反管理方針」を定めており、お客さまの利益が不当に害されることがないよう、法令等に従って適切に業務を遂行し、利益相反の管理を行ってまいります。

京都銀行

3.利益相反の適切な管理
(1)お客さまの利益を不当に害することのないよう、お客さまとの取引に伴う利益相反の管理を徹底します。
(2)お客さまの利益を不当に害することなく、商品を提供するために当行グループ会社だけでなく、他社が取り扱う幅広い商品の中から取扱商品を選定するなど、商品ラインアップの品質維持・向上をはかります。

静岡銀行

�A [利益相反の適切な管理]
静岡銀行グループは、取引におけるお客さまとの利益相反の可能性について正確に把握し、利益相反の懸念がある場合には、適切に管理します。
○お客さまに提供する金融商品・サービスは、特定の投資運用会社や保険会社に偏ることなく、社会情勢や、金融商品・サービスにかかる手数料の水準等も踏まえたうえで、お客さまの多様なニーズにお応えできるものを選定します。また、既存の金融商品・サービスについても、変化する社会情勢等に合わせて適宜見直しを行い、お客さまのニーズに応えられる商品ラインナップとなるよう整備に努めます。
○静岡銀行では、利益相反のおそれのある取引を特定、類型化し、類型ごとに管理方法を定めて適切に管理します。

七十七銀行

3.利益相反の適切な管理
お客さまとの利益相反の可能性について正確な把握・管理に努めますとともに、利益相反管理の実効性の検証等を通じて、継続的な改善に取り組みます。

十六銀行

2.当行は、取引におけるお客さまとの利益相反の可能性について正確に把握し、利益相反の可能性がある場合には、こうした利益相反を適切に管理することとします。当行は、そのための具体的な対応方針としてあらかじめ策定した「利益相反管理規程」の実効性確保に努めます。
当行は、利益相反の可能性を判断するに当たって、例えば、以下の事情が取引または業務に及ぼす影響についても考慮するよう努めます。
当行が、金融商品をお客さまに販売・推奨等をするに伴って、当該商品の提供会社から、委託手数料等の支払を受ける場合
当行が、親密会社から提供を受けた金融商品を販売・推奨等する場合
当行の資産運用部門が、資産の運用先に法人営業部門が取引関係等を有する企業を選ぶ場合

十八銀行

「李瑛相反の管理を行う」との一言のみ。

○荘内銀行・北陸銀行(フィデアグループ)

【利益相反の適切な管理】
○ お客さまとの間の利益相反のおそれのある取引に伴い、お客さまの利益を不当に害することのないよう、法令等および利益相反管理に関する社内規則等に従って、適切に業務を管理・遂行してまいります。

○福岡銀行・熊本銀行・親和銀行(ふくおかフィナンシャルグループ)

(利益相反の適切な管理)
・お客さまの利益を不当に害してしまうこと、例えば、お客さまのニーズに反して、高い手数料を得られる商品・サービスを不当に優先して販売すること等がないよう、お客さまとの利益が相反する可能性を正確に把握し、適切に管理・検証する態勢を整備します。

筑邦銀行

2.利益相反の適切な管理
_当行は、お客さまの利益保護を実現することを目的に利益相反管理を徹底するよう努めております。
_お客さまの利益を不当に害することがないよう取引を特定して分類し、対象取引の管理方法を明確化した上で、お客さまの利益が不当に害されることのないように対象取引を管理します。

千葉銀行

2.利益相反の適切な管理
グループ内等で発生する利益相反の可能性がある取引を正確に把握し、お客さまの利益が損なわれることがないように適切な管理を実施します。
≪千葉銀行の方針≫
グループ内等で発生する利益相反の可能性がある取引をあらかじめ特定・類型化し、本部による取引モニタリング等を通じて、お客さまの利益が損なわれることがないように適切な管理を実施します。

つくば銀行

4.お客さまの利益が不当に害されることがないよう、「利益相反管理方針」に基づき、お客さまの利益を不当に害するおそれのある取引を特定して分類するとともに、対象取引の管理方法、管理体制を明確にして適切に管理してまいります。

東邦銀行

(2)お客さまの利益が不当に損なわれることがないよう、当行が定める「利益相反管理方針」に従い、適切に利益相反の管理を行ってまいります。

第四銀行

3.利益相反の適切な管理
第四銀行グループでは、お客さまとの利益相反について、「利益相反管理方針」に基づき、利益相反管理体制、利益相反管理の対象取引、利益相反管理方法等を定め、お客さまの利益が不当に害されることのないよう、適切に管理してまいります。
この他、金融商品の提供会社から手数料の支払いを受ける場合等、お客さまとの直接的な利益相反に該当しないケースにつきましても、これら手数料の多寡によってお客さまの利益が不当に損なわれることのないよう、取引モニタリング等を通じて適切に管理してまいります。

中国銀行

【方針3】利益相反の適切な管理
・中国銀行グループは、グループ内に販売会社と運用会社があり、グループ内の運用会社の商品を推奨する場合等、中国銀行グループとお客さまの間、ならびに中国銀行グループのお客さま相互間においてさまざまな利益相反が発生するリスクがあることから、「利益相反管理方針」を定め、これらを適切に管理することで、お客さまの利益の保護を図ります。
「利益相反管理方針」につきましては、ホームページに記載しておりますのでご参照ください。
<中国銀行の「利益相反管理方針」> http://www.chugin.co.jp/pages/g3/index.html
<中銀証券の「利益相反管理方針」> http://www.chugin-sec.jp/policy/conflict.html
<中銀アセットマネジメントの「利益相反管理方針」> http://www.chugin-am.jp/conflict.pdf
・当行で販売する投資信託を選定する際には、商品性(投資対象資産等)、運用方針、リスク特性、費用とパフォーマンスの妥当性、外部評価等を考慮して採用する等、グループ会社の商品に捉われることなく、幅広い商品の中からお客さまの資産運用に適したものを選定します。
・当行は、中銀アセットマネジメントの商品について、同一グループであることのみをもってお客さまへ勧誘・推奨することのないよう、販売員に同社商品に限定したインセンティブを付与しません。
【方針5】重要な情報のわかりやすい提供
・お客さまへ商品・サービスを提供する際には、以下の情報をお客さまの投資判断に必要な情報として、わかりやすく提供いたします。
�B お客さまと利益相反の可能性がある場合はその内容(第三者から受取る手数料を含む)と影響等

東北銀行

利益相反の適切な管理
・当行は、お客様の利益を最優先に考え、金融商品の販売に係り受け取る手数料などの報酬を優先した商品の販売・提案は行いません。
・金融商品の選定にあたっては、お客様にとって最適な商品を提供するために、取り扱いを企画する部署と、営業部門から独立した管理部署の双方で確認して選定してまいります。また、商品ラインアップについても適宜見直しを図ってまいります。

南都銀行

5. 当行の利益となる一方で、お客さまの利益を不当に損ねるような利益相反の防止
(1)当行の利益となる一方で、お客さまの利益を不当に損ねるような利益相反のおそれがある取引をあらかじめ特定・類型化し、具体的な管理方法を定めること等により、お客さまが不利益をこうむることのないよう適切な利益相反管理を行います。
-【アクションプラン】
�@ 当行と資本的・人的に特別に親しい関係にある投信会社や保険会社等の金融商品提供会社はなく、そのような先から提供を受けた商品の販売はございません。今後、この状況が変わる事態が生じた場合には、その状況に応じた適切な利益相反管理措置を講じます。

百五銀行

(3)お客さまとの利益相反の可能性について正確に把握・適切に管理し、商品選定においては、お客さまの資産形成に資することをもとに判断を行います。

百十四銀行

(3) お客さまの資産形成をご支援するため、「利益相反管理方針」に基づき、お客さまの利益が不当に損なわれることがないよう適切な対応に努めます。

広島銀行

【商品選定における検討事項】
○手数料水準が利益相反管理において問題がないか

福井銀行

3.お客さまの最善の利益の優先の確保
お客さまの最善の利益を優先することに努め、私たちの利益を不当に優先することや、それによりお客さまの利益を不当に害するといった、利益相反の発生が無いように、お客さま本位の業務運営のための態勢管理に努めてまいります。

○北陸銀行・北海道銀行(ほくほくホールディングス)

お客さまの資産運用・資産形成に関わる業務を行っている、「北陸銀行」、「北海道銀行」に加え、証券会社である「ほくほくTT証券」の商品・サービスを活用することなどで、お客さまのニーズにお応えできるよう、利益相反にも留意しつつグループ全体で取り組みます。

北國銀行

2.利益相反の適切な管理
当行は、利益相反の弊害を防止する観点から、販売状況を検証することにより、適切な管理をいたします。

山形銀行

4. 利益相反の適切な管理
当行は、商品提供会社から当行に支払われる手数料や資本関係等にとらわれることなく、お客さまのニーズに合致した商品のご提案を行います。

横浜銀行・東日本銀行(コンコルディアホールディングス)

【利益相反の適切な管理】
・ 商品選定や情報提供にあたり、お客さまの利益を不当に害することのないよう、適切に管理してまいります。

琉球銀行

2.利益相反の適切な管理
(1) 当行は、お客様の最善の利益を追求するため利益相反の適切な管理を行います。
<具体的な取り組み>
�@ 当行の定める「利益相反管理方針」に従って適切な管理を行っております。
�A お客様にご提案する投資性商品については、当行の関連企業等からの提供を受けることはなく、特定の商品提案に偏らないラインナップとしております。

愛媛銀行

7.利益相反管理
・利益相反の恐れがある取引をあらかじめ特定し、具体的な管理方法を定めること等により、適切な管理を行ってまいります。また、利益相反の具体的内容等については分かりやすい情報提供を行う等、利益相反管理の高度化に取り組んでまいります。

北洋銀行

取組方針2 お客さまの利益を第一とした管理体制の強化
<行動計画>
●お客さまの利益を保護するため、利益相反の可能性がある取引を適切に把握・管理する体制を整備し、その有効性および適切性を定期的に検証してまいります。
<具体的取組>
■お客さまに販売・推奨等する商品の選定時に、提供会社から申受ける手数料の水準等の取引条件について、商品選定・販売部門とは独立した「利益相反管理統括部門」(法務コンプライアンス部)が確認してまいります。
■お客さまの多様なニーズにお応えするため、当行で取扱いのない商品については、当行グループ会社等をご紹介する場合があります。そのような時には、お客さまからご紹介等にかかる同意を事前にいただきます。
※公表日時点で、当行では利益相反の可能性について注意を要する、商品組成・商品運用会社(部門)は有しておりません。

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