先輩弁護士による経験談

INTERVIEWS

信頼できる仲間と共に、幅広い案件にチャレンジする

アソシエイト
森村 奨

弁護士を志したきっかけと三宅法律事務所への入所を決めた理由を教えてください。

大学入学当初は弁護士を志していたわけではありませんでした。しかし、法学部で法律を学ぶうちに、大学で学んだ内容を将来活かすことができないのはもったいないと考えるようになりました。そこで、当時参加していたゼミの教授に相談したところ、法曹、特に業務の幅に制限がない弁護士を勧められたことをきっかけに、弁護士を目指すようになりました。

三宅法律事務所を初めて訪れたのは、司法試験後のサマークラークです。サマークラークでは、先輩弁護士が真剣に事件に取り組む姿や、上下関係なく闊達に議論し、依頼者のために妥協することなく努力する姿が印象的でした。先輩弁護士は、サマークラーク生の私にも丁寧かつ本気で指導してくださるとともに、とても気さくに話していただいたのを覚えています。

また、私は労働法分野に興味があったものの、若手のうちは幅広く業務を経験したいと考えていました。サマークラークを通して、三宅法律事務所は、企業法務全般を中心として、個人の方の一般民事事件や刑事事件まで様々な案件を扱っていることを知り、私が希望していた環境が整っていると考え、入所を決めました。

入所前後での事務所の印象に変化はありましたか。

入所前の印象とほとんど変わりませんが、想像以上に風通しがよく、弁護士同士の距離感が心地よく感じました。先輩弁護士は皆教育熱心で優しく、気軽に相談できる環境が整っていますので、案件で少しでも疑問を抱いた際には、一人で抱え込まずに相談し、適切なアドバイスを頂いています。弁護士は、法律や書籍に載っていない問題に日々挑戦しなければなりませんので、誰にでも相談できる環境は非常にありがたいと感じています。また、各弁護士の席はパーテーションで区切られているものの立てばすぐに顔が見える高さであり、基本的に一番上のパートナー弁護士も一番下のアソシエイト弁護士も同じ空間にいるという点も、風通しが良いと感じる理由の一つかもしれません。

事務所の教育体制について教えてください。

普段の案件は、パートナー弁護士や先輩のアソシエイト弁護士と共に2人ないし3人がチームとなって担当します。通常、アソシエイト弁護士が事件の主担当となって、書面作成、交渉、依頼者対応等にあたりますが、チームの弁護士に都度報告、意見交換を行いながら事件を進めていくうえ、パートナー弁護士から適宜適切に指導を受けるため、案件を通して必要な知識やノウハウを身に付けることができます。また、三宅法律事務所は部門制をとっておらず、日々様々なパートナー弁護士とチームを組んで業務にあたるため、各パートナー弁護士の仕事ぶりを見て、各々の仕事の仕方を吸収することができます。

こういったOJT以外にも、定期的に行われる若手弁護士中心の勉強会や元裁判官との勉強会があり、その中で最新の判例を学んだり、弁護士以外の目線から事件を見る目を養ったりすることができます。その他、月に1回弁護士会議として弁護士が集まり、自分が担当している案件のうち処理に困っている案件を報告し、先輩弁護士からアドバイスを受ける機会もあります。特に1年目は右も左も分からないところから業務が始まりますが、これらの教育体制のおかげで、不安なく執務することができました。

得た知識や経験を糧に、現状に満足せず成長し続ける

パートナー
竹村 知己

弁護士を志したきっかけについて教えてください。

法曹を目指したのは、社会正義の実現のため・・・と高尚な理由を述べたいところですが、決してそういうものはなく、実は中学生の頃に父と一緒に見た弁護士を題材にした映画がきっかけでした。

私は、それまで「将来こうなりたい」、「この職業につきたい」と考えたことはほとんどなかったため、その映画を見たときの衝撃を今でも鮮明に覚えています。普段は怠けていて頼りなく見える弁護士が法廷ではビシッと決めて相手を黙らせるワンシーンがあるのですが、それが途轍もなくかっこよく、それ以来、自分もそんなメリハリのついた“かっこいい”弁護士になりたいと思い、弁護士を志しました。

三宅法律事務所の魅力について教えてください。

私は、インターンを通じて接した所属弁護士の人柄に魅力を感じ、当時お世話になった法科大学院の教授や実務家教員からも太鼓判を押されたことから、三宅法律事務所への入所を決めました。入所してから10年近く経つ今でも、その選択は正しかったと思っています。

三宅法律事務所の最大の魅力は、所属する弁護士の人柄と、事務員を含めた事務所全体の仲の良さです。弁護士同士が誘い合い、事務員も含めて食事に行くことはよくありますし、私の場合、ゴルフ好きの所属弁護士とゴルフに行くこともあります。普段は真面目に仕事に取り組む一方、食事などの際には,時には羽目を外しながら家族のように和気藹々と過ごす弁護士同士の距離感を、私はとても気に入っています。

また、事務所の中では、個室を設けず、代表弁護士から1年目のアソシエイトまで、皆同じ空間で机を並べて仕事をしており、先輩弁護士に気軽に相談できる雰囲気があります。右も左も分からなかった新人弁護士のうちは、この事務所の雰囲気がとてもありがたく感じていました。

加えて、事務所で取り扱う案件の幅が非常に広く、幅広い知識を習得でき、その中で専門性を磨いていけること、先輩弁護士による丁寧な指導により、知識を学び、経験を積むことができることも、三宅法律事務所の魅力の一つです。このような環境は、いずれも弁護士として研鑽を積む上で非常に恵まれていると感じています。

弁護士業務のやりがいや面白さ、取り組む上で心がけていることについて教えてください。

これまで、企業の相談案件、訴訟事件を中心に、株主総会指導、M&A、倒産事件、不正調査事件等の企業法務から、家事事件や刑事事件まで幅広く取り扱ってきましたが、その事件処理の過程で、様々な人に出会い、紛争だけでなく、ビジネスの話や理系的な専門技術の話など、自分が今まで触れたことのない知見に触れる機会もありました。弁護士は、法律の専門家でありながら、仕事の幅は必ずしも法律分野にとどまらない、非常に面白い職業だと感じています。

また、案件を上手く進められたとき、難しい案件を無事解決できたとき、依頼者から感謝されたときなど、やりがいを感じる場面も数多くあります。

私は、弁護士業務に取り組むに当たって、依頼者とのコミュニケーションを密にとること、スピード感をもって仕事をすること、自分本位にならないことの3点を常に心がけています。特に、自分本位にならないことに関しては、例えば依頼者へのリーガルアドバイスをする際に、無難な意見に終始することなく、依頼者のニーズを的確にとらえ、一歩踏み込んだ回答をすることを意識しています。

出向のご経験があれば、その内容や現在の業務に活かせていることについて教えてください。

私は、弁護士5年目の頃、一度外の世界を経験してみたいというのと、専門性を身に付けて今後の弁護士業務に活かしたいという思いもあり、事務所の先輩弁護士の勧めを受けて内閣府消費者委員会事務局に出向しました。出向先では、参事官補佐の役職で、公益通報者保護法の改正等の業務に携わりましたが、私はそれまで弁護士として働いたことしかなかったため、組織の中で働く経験はとても新鮮でした。また、出向を通じて、官公庁の内外で様々な人と強いつながりを築くことができましたし、さらに著名な学者の先生と共著で本を出版することができたことも、何ものにも代え難い財産です。思い切って決断した出向でしたが、今では挑戦して本当に良かったと思っています。

出向から三宅法律事務所に復帰し、再び弁護士業務に従事する中では、通常業務に加えて、出向していたときの経験を活かしてセミナーやシンポジウムで講演を行ったり、本や雑誌の記事を執筆したりするなど、事務所外への情報発信にも力を入れるようになりました。

今後の抱負と入所希望者へのメッセージをお願いします。

三宅法律事務所に入所してからそれなりの年月がたち、事務所の中でも中堅の域にさしかかってきました。そのため、今後は、通常業務をこなしながら、自分の強みを活かした営業活動にも積極的に取り組みたいと考えていますし、若手弁護士との関係では、よき相談相手となり、上手く教え導くことができるようになりたいと考えています。

そして、私自身は、いい意味で今と変わらない貪欲な弁護士であり続けたいと考えており、昔憧れた“かっこいい”弁護士に近づけるよう、現状に満足せず、挑戦を繰り返し、成長し続けていきたいと考えています。

三宅法律事務所には、弁護士として成長できる環境があります。自分もまだまだ学ぶ立場ではありますが、入所してきた若手弁護士の成長を少しでも手助けできるように頑張りたいと思います。

柔軟な職場環境で、個々の力を最大限に引き出す

パートナー
竹田 千穂

現在は、主にどのような業務に取り組まれていますか。

三宅法律事務所では、新人弁護士の時代は、分野にとらわれず様々な業務を経験しますが、私は、配属されたグループのパートナー弁護士が知的財産に関する案件を多く取り扱っていたことから、徐々に知的財産に関する案件を取り扱う機会が増えました。知的財産法は、判例や技術文献等の調査を含め緻密な検討が必要である点で時間も労力も要する分野ですが、文系出身であっても、専門家から話を聞いたり技術の勉強をしたりすることで代理人として必要な知識を習得することができます。企業にとって競争力の源泉ともなり得る技術やアイデアを守るために弁護活動を行うことは大きなやりがいです。知的財産法は、緻密で論理的な思考を活かすことができ、かつ、知的好奇心も掻き立てられる魅力的な分野だと感じています。

また、私は、令和4年9月末まで、大阪簡易裁判所で民事調停官を担当していました。民事調停官というのは、弁護士の身分を持ったまま、週1回裁判所に出向いて、民事調停手続を取り仕切る非常勤裁判官のことをいいます。約4年経験しましたが、事務所ではなかなか経験しがたい種類の事件に携わることができました。また、民事調停官として第三者の立場から事件を見る経験や、双方の代理人弁護士の事件の進め方や調停委員の先生方の人間力に触れる経験は、今後弁護士として仕事をするうえで大きな糧になったと感じています。

さらに、最近は、社外役員に就任させていただく機会も増えてまいりました。日々責任の重さを痛感していますが、弁護士としての知見や経験を活かすことができますし、何よりも経営の意思決定に関与できる経験は得がたいものです。また、経験豊富な他の役員の方々と接することで自らの知見を深めることができるのも社外役員の大きな魅力のひとつです。

女性弁護士の活躍という観点で、三宅法律事務所を勧める理由はありますか。

まず、事務所が柔軟な対応を取ってくれる点が挙げられます。例えば、女性弁護士が妊娠・出産すれば、家庭の事情に応じて個別に対応しています。私も子供がいますが、育休明けの時期だけでなく、それ以降も必要に応じて遅出、早退をさせてもらうなどしています。三宅法律事務所では、一つの事件につき複数の弁護士が担当することになっており、私も子どもが急な体調不良のときなどは他の弁護士に協力してもらうことで、育児と両立させて仕事を続けていくことができています。

また、リモートワークの環境が整っている点も挙げられます。自身のパソコンから事務所のパソコンにリモートアクセスすることができるため、事務所に居なくても仕事ができます。そのため、妊娠・出産のみならず、通勤できない事情がある場合でも、自宅において仕事をすることができ、効率的に仕事に取り組むことができます。現在も、IT環境の整備やこれに付随するセキュリティ強化を進めるなど、時代の流れに合わせた安心安全で働きやすい職場環境作りに取り組んでいます。

さらに、これは女性弁護士に限った話ではありませんが、三宅法律事務所には様々な専門分野を持った弁護士が多く存在するので、多くの弁護士と共に仕事をする中で自分の専門分野を模索することができることも、三宅法律事務所を勧める理由の一つです。

三宅法律事務所が求める人材について教えてください。

三宅法律事務所が新人弁護士に求めているのは、積極性、責任感、コミュニケーション力です。1年目であっても、訴訟、法律相談、意見書作成等様々な業務を主担当として任されますので、主体的に取り組もうとする積極性や、自分がその案件を最後までやり切るという責任感が重要であると考えています。また、1年目でも一人の弁護士として、意見を出して他の弁護士と議論したり、依頼者の言葉に耳を傾けたり、裁判所や交渉相手と適切な態度で話をする必要がありますので、コミュニケーション力が大切になります。依頼者の利益を最大化させるために根気強く努力するとともに、チームの一員として柔軟な姿勢で仕事に取り組んでいただくことを求めています。

三宅法律事務所は、入所する全ての新人弁護士に対して、将来パートナー弁護士として第一線で働いてもらうことを期待しています。入所した弁護士には、様々なパートナー弁護士と共に案件を担当して事件処理を行っていく中で自身の知識や経験を養ってもらいつつ、個人受任の案件への取り組み、企業等への出向や留学等を通じて、自身が目指す弁護士像を確立してもらいたいと考えています。そのために、三宅法律事務所としては、新人弁護士に対して細やかな指導を行うとともに、個人での案件受任を推奨し、出向や留学に際しては各弁護士の事情に応じて必要な援助を行っています。

柔軟な職場環境の中で事務所と共に成長し、個々の力を活かして事務所を盛り立てていってくれる方に是非入所いただき、一緒に働きたいと考えています。

主体的・能動的に、常にやりがいを持って、前向きに取り組む

パートナー
有竹 雄亮

三宅法律事務所の魅力について教えてください。

まずは事務所の各弁護士が、訴訟、交渉等で培った基礎的な実力を基礎として幅広い分野に対応可能であることと、それぞれの専門性や得意分野を活かした業務を行えることという、高い実力を備えているということを挙げることができます。事務所の取扱業務としても、幅広い分野があり、様々な経験を積むことで、弁護士としての実力はもちろん、一社会人としての能力や知見を広げることができます。

また、事務所自体が企業法務、それも顧問先の業務が中心であり、各企業様の特徴やニーズに寄り添った業務を行えるということも魅力です。一見して同じようにみえる問題でも、各企業様によっては受け止め方や解決方法等は様々であり、通り一遍の知識や見解ではなく、依頼者が最も求める解決を、依頼者とともに考えていくということは、弁護士としての何よりの醍醐味だと思います。

そして、何よりも最大の魅力は、各弁護士の距離が近く、事務局も含めて、事務所全体が一体となって仕事ができるところだと思います。執務室には個室を設けず、パートナーとアソシエイトが机を並べ執務し、いつでもどの弁護士との間でも、業務の相談や意見交換、時には雑談なども行っています。一言で言えば「風通しが良い」、「弁護士間の信頼が厚い」ということで、仕事をする上での人間関係のストレスはなく、それだけでも仕事を楽しくかつ素早く進めることができています。

このような「風通しの良さ」「弁護士間の信頼関係」は仕事の進め方にも表れています。例えばパートナーが窓口になってある案件を受任したとして、パートナーが1名か数名のアソシエイトとともに仕事を進めるのですが、そこで指名を受ける弁護士も、あるパートナーにはこのアソシエイトといった固定的なものはなく、各アソシエイトはすべてのパートナーと仕事をすることになります。案件の中身に入っても、アソシエイトが主担当としてその案件の窓口となり、裁判所、依頼者、相手方等と対応することが多く、アソシエイトは、主体的・能動的に案件に取り組むことができることも、弁護士間の信頼関係がなせることだと考えます。

これまでどのような業務を経験されてきたか教えてください

私自身が、訴訟と交渉といった弁護士としての基礎的かつ最も重要で弁護士しか成し得ない業務を多く積み重ねたいと常々思ってきたところもあり、入所してすぐから今現在までも訴訟を始めとする紛争案件は常にあります。これまで、保険会社(生保・損保)側での保険訴訟・ADR、銀行(都市銀行、信託銀行)側での金融分野に関する訴訟・ADR、会社訴訟(株主総会決議取消、議決権制限株式の取扱等)、メーカー側での企業間での取引不履行に関する訴訟、取引ベンダ側でのシステム関係訴訟、使用者側での労働訴訟(過労死等)、事業者側での大型環境訴訟のほか、多くはないものの個人依頼者から受任した一般民事の訴訟(建築関係、貸金関係等)など、かなりの幅広い分野を経験できたと自負しています(このほかに、紛争性が高い案件でも、企業側の代理人として交渉を行い、訴訟等の法的手続までに至らなかったというものも数多くあります。)。

また、顧問先の法律相談等のいわゆる企業法務も日常的に扱っています。先にも述べたとおり、各企業様の特徴とニーズに寄り添った対応が求められるわけですが、企業の日常的な業務におけるトラブルや問題点に関する相談といったどちらかといえばトラブルシューティングのようなものに留まらず、新たな業務を行うに当たってのリーガルオピニオン(特に業法規制のある分野では重要です)、株主総会指導、ガバナンス・規定等の整備、M&A等の取引に関する業務などの前向きなものも多く、こちらも幅広い法分野・業務分野を経験しました。

これらの幅広い分野の業務に当たっては、最新の裁判例、実務での議論状況等の確認といった法的な知識だけでなく、その事案に応じた専門技術的知識や(弁護士が最終判断するものではないものの)ビジネス目線が必要となることも多くあります。特に専門技術的知識(例えば保険訴訟における医学知識、環境訴訟における自然科学知識、建築関係の紛争におる工学知識など)というのは、弁護士として実務を経験して初めて分かったのですが、ある事案を正確に把握し処理するためには欠くことができず、案件に応じて依頼者から粘り強く教えてもらいながら、勉強をします。正直大変なことも多いですが、依頼者と一体感をもって案件に取り組むこともできますし、何より弁護士とはこんなに多くの事柄を扱うものだということで、非常にやりがいと面白みがある職業だと実感するところです。

このほか、ここ2~3年ほどは、企業不祥事を取扱う機会が増えてきています。企業側で役職員が起こした不祥事対応・危機管理対応にも取り組んでおり、特別調査委員会等といった業務もあり、短い期間で多くの作業や検討を求められ、大変ではありますが、非常にやりがいを感じているところです。

事務所として求める人物像を教えてください。

やはり一番は、1年目や若手だからといって遠慮することなく、自分の案件として主体的・能動的に業務に取り組むことができる方、当事者意識を持った方が求められていると考えます。事務所の魅力でも述べた三宅事務所の「風通しの良さ」「弁護士間の信頼関係」は、各弁護士が、自分の仕事として良い仕事をしていることによるものだと思っており、だからこそ弁護士同士がパートナー・アソシエイトの垣根なく意見を言えたりするのだと思います。最初のうちは経験もなく、「こんなことを発言したら馬鹿にされないだろうか」などと不安に思うこともありますが(私自身もそうでした)、そのようなことはまったくなく、何気ない一言や気づきが案件を前に進めることもあります。

もう一つは、明るく実直で、何事にも一生懸命取り組める方が良いのではないかと考えます。弁護士は依頼者がいなければ成り立たない仕事ですし、顧問先とのやり取りが多く発生します。依頼者は窓口に立つ弁護士がどのような人かを良く見ていて、一生懸命に取り組んでくれた弁護士のことをよく覚えてくれているものです。弁護士としても、仲間として人間的な魅力にあふれた方と一緒に仕事ができたら良いと考えています。

自分でキャリアを選択できる事務所

アソシエイト
出沼 成真

若手弁護士の働き方

(1)業務内容について

私は主に、金商法、銀行法、保険法を中心とした金融法務、信託や遺言に係る業務を行っています。金融機関は、法律や規則によって行うことができる業務が決まっているので、クライアントがやろうとしている業務は法令上行うことができるかどうかという相談を受けることが多いです。また、信託や遺言を利用した資産承継のスキームやそれに関連して発生するトラブルの相談も受けています。

さらに、クライアントと何度もディスカッションしつつ、一から商品開発を行うこともあります。このときは、考えたこともないような法的問題を検討したり、商品の利用者だけではない様々な関係者の利害など法律以外のことも考えたりと、さまざまな問題を一つひとつ解決していく必要がありました。一つの商品を生み出すことは、大変なこともありますが、非常にやりがいを感じます。特に、議論したことに基づき商品に必要な書類を作成するときは、今までやってきたことが報われる思いをします。

他にも、相続や交通事故といった一般民事事件も扱うこともあります。

このように、弊所の業務は多種多様な方面に広がっており、男女関係なく携わることができます。なお、女性だからといって特別行う業務があったり、逆にやらない業務があったりするわけではありません。

(2)1週間のスケジュール(一例)
1週間のスケジュールの例です。仕事内容は時期によって変わってきます。
空いている時間に、リサーチを行ったり、書面のファーストドラフトを行ったりします。

(1)月曜

9:30 -10:00 事務所内の連絡会議
11:45-13:00 ランチ勉強会(元裁判官の客員弁護士主催の事実認定に関するもの。)

(2)火曜

14:00-15:00 一般相談(金融機関・内部のスキームに関する件)
18:00-19:00 内部打ち合わせ(意見書作成の件)
19:40-21:10 一般相談(金融機関・商品開発に関する件)

(3)水曜

13:00-14:00 裁判相談(和解の検討)
14:00-15:00 広報のための取材
15:00-16:00 一般相談(金融機関・遺言に関する件)
16:00-16:45 一般相談(メーカー・M&Aに関する件)

(4)木曜

14:30-15:00 裁判期日(Web会議方式)
18:20-19:30 内部打ち合わせ(裁判の方針検討)

(5)金曜

- 特になし。(午前在宅)

キャリアプランについて

弊所は、弁護士の自主性を尊重しつつ、キャリアを形成できる事務所です。例えば、年に数回パートナーと面談の機会があります。その際に、自分の興味がある分野を伝えれば、その分野の案件の依頼があったときに優先的に仕事を振ってもらいやすくなります。また、出向や留学はもちろん、私生活に関することまで、相談することができます。他にも、期の近い先輩弁護士とランチなどをしつつ、仕事のアドバイスを受けたり、キャリアについて話したりすることもあります。もちろん困ったことがあれば、パートナーやアソシエイトを問わず、いつでも相談できる環境にあります。

留学・出向についていえば、弊所では留学や出向に行く弁護士が多くいます。私はまだどちらも行ったことがありませんが、一度は事務所の外に出て、普段の業務とは異なることを学びたいと考えています。

なお、弊所には産休・育休制度があり、先輩女性弁護士も産休・育休を取得していました。復職後についても、パートナーと働く時間や量を相談できる体制となっており、子供が小さいうちは時短勤務として、時間内でできる範囲の業務をしていた先輩女性弁護士がいました。

三宅法律事務所に興味を持ってくれた方へのメッセージ

弊所は、様々な業務経験が積めるとともに、その時々に応じて、自らのキャリアプランを形成できる事務所です。私もまだまだ勉強中の立場でありますが、これから仲間になってくれる皆さんとディスカッションをしつつ、日々の業務に邁進できるように頑張りたいと思います。

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